毎年文化の日(明治節)に4~5人が受賞されます。最近はノーベル賞を受賞されると大急ぎで文化勲章を(まだ受賞されていない方には)授与していることがあります。歴史は昭和12年(1937年)広田弘毅内閣で始まり、第2回目は昭和15年(皇紀2600年)にありました(それ以降は毎年ですが)。そのときに高木貞治先生が受賞されています(河合玉堂先生も得られていますよね)。日本数学会は文化庁と仲が悪くて(?)数学者はなかなか文化勲章を貰えていないのがほんとです。伊藤清先生がガウス賞を受賞されてから文化勲章(それより以前に、日本学士院賞恩賜、ウルフ賞、京都賞、もう偉人極を極めましたので92歳でというのはいささか遅すぎ)は数学からは出ていないのが残念です。今回は賞について書きましたが、賞のために頑張るのではなく、毎日の結果が評価されるのです。私はもうフィールズ賞はその役割を終えていると考えています。昭和25年国際数学者会議が15年振りに開かれて、吉田耕作教授(東京大学教授として)がプライマリースピーカー(もっとも偉大な論文に敬意を表して、国際数学者会議の最終公演をする先生です)を務めました。その4年後に(4年に一度です)小平邦彦教授が(日本人として初めて)フィールズ賞を受賞されました。その当時は4年に一度2人です。その16年後の広中平祐教授が(そのときは受賞者は4人になりました)。それから(いまでも)数学は開拓されています。 賞を狙うのではなく(賞などとれなくても)研究と実験を続けるのが、真の姿ですよねヾ(=^▽^=)ノ
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