これは元々言われていたことなのですが:千葉高校は受験に関してはほとんど手助けをしてくれない(公立高校を千葉高校に置き換えました)。それに対して渋幕はカリキュラムの的確さ、進路情報の的確さがウリです(私立上位校を渋幕に置き換えました)。今回から数学Cが教科書として再登場しました。ここでベクトルと複素数平面そして2次曲線を扱います(そして行列もチラリと)。それに対して数学Bでは数理統計が本格的に表れています(ただしこの内容を本格的に扱うためには数Ⅲ微分積分は必要です。もちろんeが表れます。以前東京大学経済学部4年生の岩田さんが:大学院に進学するに当たり数理統計が必要になりました、羽立先生またまたご指導お願いしますと来ました。かなり厳しい指導を行いましたよ、もちろん立派に合格しました。いまは千葉商科大学准教授として頑張っています)。今回の教科書の内容検定では:前回に引き続き(初等幾何学の充実化、整数問題の充実化)に加え、統計数学を身につけさせることはプログラミングへの実用化を目指しています。さらに私の提案で行列のプログラミングも盛り込まれています。今までの受験という枠を超えた内容になっていますが:受験問題作成係は(そんなに変化は出来ないです。むしろ高校で教える内容が疎になる可能性が区具されるとの声がありますが、担当の先生方はそんなにバカではありません)。数学科教育学会(東京大学数学教室分科会)の内容はこのような指導要綱を新学年に決めました。受験のみならず実用数学にはとても優れています(私も改変委員でした)。受験指導者の立場からは:公立高校の現場は教科書の順番に拘ることナク、進めて頂きたいと思います。ところでいま話題のチャットGPTは何を原材料にしているか知っていますか?。簡単に言うと経験と蓄積を言葉に表現したものです。今回の教育課程もこのようなAI技術を促進するものです。私が東京大学しか付き合いが無いのですが:千葉工業大学(FURO)がこの分野をどんどんリードしていくとの内容を見ました(理論より実験からのデーターを優先するのが工学の原則です。スーパーコンピューターとの二人三脚ですので他国には負けるわけにはなりません)。日本が他国に遅れてはいけないこと:半導体(ダイヤモンド半導体は世界の望んでいる事です。本年度のノーベル賞に値します)、AIの発展(これは日本のお家芸です。上記)、医療の発展(これは中国ではムリです。歴史と経験がありませんと言うより現状はあまりにズサンです。アメリカは手術はあまり上手くないのです手先は日本人が最高に器用です。医学部の数と学生の人数は日本はダントツです。医学の発展が医学部難関度を益々高めています)これは日本がやはりリーダーとして全世界を遊園することが大事です。
市川数理フォーラム代表羽立健三